富山県では、富山県内に事業所を有する企業と大学・公設試等で構成される産学官連携グループが行う共同研究開発事業を支援。複数企業枠は上限1000万円、単独企業枠は上限500万円、サーキュラーエコノミー推進枠は上限300万円。補助率は2/3以内(県内大学・公設試との共同研究費は10/10以内)。再生可能エネルギー、水素・アンモニア、蓄電池、次世代自動車等の成長産業分野が対象。本記事では、制度の概要・補助率・対象経費・申請スケジュール・注意点までを公募要領ベースで整理してお届けします。
- 実施機関
- 公益財団法人富山県新世紀産業機構 イノベーション推進センター
- 対象地域
- 富山県
- 受付期間
- 2026-04-20〜2026-05-21
- 事業実施期間
- 最長2ヵ年度。各年度の補助対象期間は交付決定日~2月末日まで(予定)。補助金の交付申請及び交付決定は単年度ごとに行う。複数年度で応募した研究開発提案が採択された場合は、各年度の3月に翌年度の事業継続可否について中間審査を行う。
- 補助上限額
- 1,000万円
- 補助率
- 補助対象経費の2/3以内(県内の大学・公設試との共同研究費については10/10以内)
制度の目的と背景
県内に事業所を有する企業(以下「代表企業」という。)等と大学等高等教育機関、公的試験研究機関(以下「大学・公設試」という。)の研究者等で構成される産学官連携グループによる共同研究開発事業を補助することにより、県内企業の新商品・新技術開発、事業化を支援し、県内企業の競争力強化を図ること。
補助率と上限額
本補助金の補助率と上限額は以下のとおりです。支援枠や取り組み内容によって金額が分かれているため、自社の計画に応じて確認が必要です。
◼︎ 補助率
補助対象経費の2/3以内(県内の大学・公設試との共同研究費については10/10以内)
◼︎ 補助上限額
1,000万円
◼︎ 内訳・支援枠
①複数企業枠: 上限1000万円/年・補助率2/3以内、②単独企業枠: 上限500万円/年・補助率2/3以内、③サーキュラーエコノミー推進枠: 上限300万円/年・補助率2/3以内、④全体: 上限300万円/年・補助率2/3以内(県内の大学・公設試との共同研究費については10/10以内)
対象となる事業者
本補助金の対象となる事業者は以下のとおりです。申請前に自社が要件を満たしているかご確認ください。
- 県内に事業所を有する代表企業及び県内連携企業と大学・公設試等で構成される共同研究開発グループ(複数企業枠)
- 県内に事業所を有する代表企業と大学・公設試等で構成される共同研究開発グループ(単独企業枠・サーキュラーエコノミー推進枠・全体枠)
- サーキュラーエコノミー推進枠・全体枠については、複数企業での申込みも可能
対象経費
補助対象となる経費は以下のとおりです。公募要領で定める範囲を超える経費は対象外となるため、申請時には個別に確認してください。
- 旅費
- 通信運搬費
- 消耗品費
- 機械装置等備品・工具器具費
- リース・レンタル費
- ソフトウェア開発費
- 専門家謝金・旅費
- 外注費
- 知的財産権関連経費
- 共同研究費(共同研究機関が大学・公設試の場合、共同研究費内の直接経費(旅費、通信運搬費、消耗品費、リース・レンタル費、外注費、知的財産権関連経費)の10%を上限として、一般管理費を計上することができる)
◼︎ 対象外となる経費・事項
- 同一の研究内容で国・県等の事業による補助・委託等を受けているもの
- 過去に国・県等の事業による補助・委託等を受けたもの
申請スケジュール
受付期間は2026-04-20から2026-05-21までです。事業実施期間は最長2ヵ年度。各年度の補助対象期間は交付決定日~2月末日まで(予定)。補助金の交付申請及び交付決定は単年度ごとに行う。複数年度で応募した研究開発提案が採択された場合は、各年度の3月に翌年度の事業継続可否について中間審査を行う。となっています。スケジュールがタイトなため、検討中の事業者は早めに準備を始めることをおすすめします。
審査のポイント
審査では、以下の観点から事業計画が評価されます。申請書の記載にあたっては、これらの項目を意識して具体的な内容を盛り込むことが重要です。
- ◼︎ 提案内容の実現性:研究開発計画の技術的妥当性、実施体制の適切性、スケジュールの現実性等が総合的に評価される。具体的で実行可能な計画であることが重要。
- ◼︎ 新規性:従来技術に対する技術的優位性、独創性、新しいアイデアや手法の導入等が評価される。既存技術との差別化が明確に示されていることが求められる。
- ◼︎ 商品化・事業化の可能性:市場性、事業性、波及効果、実用化に向けた具体的計画等が評価される。研究成果の実用化・商品化への道筋が明確で、市場での競争力を持つ可能性が高いことが重要。
活用にあたっての注意点
本補助金を活用するにあたり、特に留意しておきたいポイントは以下のとおりです。
- 補助金額については、提案内容の実現性や新規性、商品化・事業化の可能性等を勘案して決定するため、申請どおりにならない場合がある
- 複数年度で応募した場合は、各年度の3月に翌年度の事業継続可否について中間審査が行われる
- 同一の研究内容で国・県等の事業による補助・委託等を受けている、又は過去に受けたものは対象とならない
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