京都府では、京都府産酒米の価格高騰により経営状況が圧迫されている酒蔵に対して酒米購入費の一部を補助し、酒米生産者には収量・品質向上のための経費を補助する事業。酒米購入費支援では祝・五百万石・京の輝きの上昇分を補助し、収量・品質向上支援では土壌改良資材・肥料・農薬代に1/2以内の補助率で10a当たり10,000円を上限として交付する。本記事では、制度の概要・補助率・対象経費・申請スケジュール・注意点までを公募要領ベースで整理してお届けします。
- 実施機関
- 京都府(農林水産部長)
- 対象地域
- 京都府
- 事業実施期間
- 酒米購入費支援:令和7年9月1日から令和8年12月末日までに納品されたもの、酒米収量・品質向上支援:令和7年10月1日から令和8年8月31日までに納品されたもので令和8年産対象品種に使用するもの
- 補助上限額
- 1万円
- 補助率
- 酒米購入費支援事業:上昇分を全額補助、酒米収量・品質向上支援事業:1/2以内
制度の目的と背景
知事は、京都府産酒米による「京の酒」づくりの取組を振興するため、京都府産酒米の価格高騰により経営状況が圧迫している酒蔵が酒米の購入に要した経費並びに酒米生産者が行う酒米の収量及び品質の向上に資する取組に要する経費に対し、補助金等の交付に関する規則(昭和35年京都府規則第23号。以下「規則」という。)及びこの要領に定めるところにより、予算の範囲内において補助金を交付する。
補助率と上限額
本補助金の補助率と上限額は以下のとおりです。支援枠や取り組み内容によって金額が分かれているため、自社の計画に応じて確認が必要です。
◼︎ 補助率
酒米購入費支援事業:上昇分を全額補助、酒米収量・品質向上支援事業:1/2以内
◼︎ 補助上限額
1万円
◼︎ 内訳・支援枠
酒米購入費支援事業:令和7年産京都府産酒米購入単価の上昇分として補助単価に購入数量を乗じて得た額(祝80-81円/kg、五百万石99-100円/kg、加工用米85円/kg)、酒米収量・品質向上支援事業:対象品種栽培面積10a当たり10,000円上限・補助率1/2以内
対象となる事業者
本補助金の対象となる事業者は以下のとおりです。申請前に自社が要件を満たしているかご確認ください。
- 酒米購入費支援事業:京都府内に主たる生産・経営を有する酒蔵であって、京都府内産酒米を使用し、酒税法(昭和28年法律第6号)第3条の7に定める清酒を製造する者
- 酒米購入費支援事業:その他知事が適当と認める者
- 酒米収量・品質向上支援事業:京都府内に主な生産・経営基盤を持つ者のうち、対象品種(祝、五百万石、京の輝き)を栽培している者
対象経費
補助対象となる経費は以下のとおりです。公募要領で定める範囲を超える経費は対象外となるため、申請時には個別に確認してください。
- 酒米購入費支援事業:令和7年産の京都府産酒米(祝、五百万石、京の輝き及び京の輝きの契約数量を満たすために補填したその他うるち米)の購入費のうち価格上昇分
- 酒米収量・品質向上支援事業:土壌改良資材の投入に係る経費(土壌改良資材代)
- 酒米収量・品質向上支援事業:追加の施肥に係る経費(肥料代)※追肥の時期にケイ酸等の土づくり資材を用いた場合も補助対象
- 酒米収量・品質向上支援事業:高温等により発生が増えた病害虫に対する防除に係る経費(農薬代)
◼︎ 対象外となる経費・事項
- 国庫補助金又は他の府補助金との重複申請
- 令和7年度米生産回復支援事業で申請されたほ場に係る経費
- 消費税及び地方消費税
申請スケジュール
事業実施期間は酒米購入費支援:令和7年9月1日から令和8年12月末日までに納品されたもの、酒米収量・品質向上支援:令和7年10月1日から令和8年8月31日までに納品されたもので令和8年産対象品種に使用するものとなっています。スケジュールがタイトなため、検討中の事業者は早めに準備を始めることをおすすめします。
活用にあたっての注意点
本補助金を活用するにあたり、特に留意しておきたいポイントは以下のとおりです。
- 酒米購入費支援事業は京都府酒造協同組合を通して契約・納品されたものに限る
- 酒米収量・品質向上支援事業は事業実施年度の12月末日までに酒米の出荷が完了する取組であること
- 酒米収量・品質向上支援事業で交付申請の総額が予算額の上限に達した場合は予算額に応じて按分
- 市町村等の補助事業と併用する場合は「補助対象経費から市町村等が交付する補助金額を控除した額」又は規定の補助金額のいずれか低い額を交付
- 補助事業者は補助金に係る収支を記載した帳簿を備え付け、証拠書類とともに補助事業完了日の属する年度終了後10年間保存義務
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