厚生労働省が実施する医療分野の賃金改善支援制度。病院・診療所・薬局・訪問看護ステーション等の医療機関に対し、施設の規模に応じて給付金を支給し、令和7年12月から令和8年5月までの期間における職員の賃金改善(ベースアップまたは一時金・特別手当)の実施を支援する。給付額は病院1床あたり84,000円、訪問看護ステーション1施設あたり228,000円など施設種別により異なる。本記事では、制度の概要・補助率・対象経費・申請スケジュール・注意点までを公募要領ベースで整理してお届けします。
- 実施機関
- 厚生労働省
- 対象地域
- 全国
- 受付期間
- 2025-02-02〜
- 事業実施期間
- 令和7年12月から令和8年5月までの間の賃金改善に充当
- 補助上限額
- 22.8万円
- 補助率
- 100%(給付金制度のため補助率は適用なし)
制度の目的と背景
厚生労働省は、医療分野で働く皆さまの賃金改善を図るため、令和7年12月分から令和8年5月分の賃金改善を支援します。
補助率と上限額
本補助金の補助率と上限額は以下のとおりです。支援枠や取り組み内容によって金額が分かれているため、自社の計画に応じて確認が必要です。
◼︎ 補助率
100%(給付金制度のため補助率は適用なし)
◼︎ 補助上限額
22.8万円
◼︎ 内訳・支援枠
病院: 1床あたり84,000円、有床診療所(医科・歯科): 1床あたり72,000円(2床以下は1施設あたり150,000円)、無床診療所(医科・歯科): 1施設あたり150,000円、訪問看護ステーション: 1施設あたり228,000円、薬局: 1施設あたり70,000円~145,000円
対象となる事業者
本補助金の対象となる事業者は以下のとおりです。申請前に自社が要件を満たしているかご確認ください。
- 病院
- 有床診療所(医科・歯科)
- 無床診療所(医科・歯科)
- 訪問看護ステーション
- 薬局
- 原則、ベースアップ評価料を届け出ている施設が対象
対象経費
補助対象となる経費は以下のとおりです。公募要領で定める範囲を超える経費は対象外となるため、申請時には個別に確認してください。
- ベースアップ(基本給等の引き上げや決まって毎月支払われる手当の新設・増額): 令和7年12月から令和8年5月までの間実施
- 一時金・特別手当(令和7年12月分から令和8年3月分の臨時賞与やインフレ手当等の臨時手当): 直ちにベースアップが困難な場合は令和8年3月までに最大4ヶ月分を支給し、4月・5月はベースアップを実施
申請スケジュール
事業実施期間は令和7年12月から令和8年5月までの間の賃金改善に充当となっています。スケジュールがタイトなため、検討中の事業者は早めに準備を始めることをおすすめします。
活用にあたっての注意点
本補助金を活用するにあたり、特に留意しておきたいポイントは以下のとおりです。
- 病院は2月2日から国の専用ウェブサイトでの申請受付を開始
- 診療所等は都道府県ごとにスケジュールが異なるため、都道府県のHP等での確認が必要
- 給付金を活用した賃金改善の結果は令和8年8月頃に報告が必要
- 原則、給付金による賃金改善の水準を維持又は拡大することが求められる
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