福岡県では、福岡県内の伝統工芸品の魅力発信と産地誘客推進を目的とした補助金。ブランド力・集客力の高い施設のエントランス空間等で、内装への工芸品導入・工芸品購入設置・情報発信体制整備を支援。補助率1/2以内で、内装導入は上限1000万円、購入設置は500万円~100万円、情報発信は上限50万円。本記事では、制度の概要・補助率・対象経費・申請スケジュール・注意点までを公募要領ベースで整理してお届けします。
- 実施機関
- 福岡県 商工部 観光局 観光政策課
- 対象地域
- 福岡県
- 受付期間
- 2026-04-27〜2026-11-30
- 事業実施期間
- 交付決定の日から、令和9年2月28日までの間の補助事業の完了日まで。事業実施にかかる支払いも含め令和9年2月28日までに完了が必要。
- 補助上限額
- 1,000万円
- 補助率
- 補助対象経費の2分の1以内
制度の目的と背景
ブランド力又は集客力が高い観光施設、商業施設、公共施設等のエントランス空間等において、内装・建築工事における「福岡の伝統工芸品」を組み込んだ部材の使用や「福岡の伝統工芸品」の設置を通じて、施設等を訪れる観光客(ビジネス客含む)に、その魅力を発信するとともに、その施設等が有する発信力を活用し、「福岡の伝統工芸品」の産地への誘客推進を図ることを目的としています。
補助率と上限額
本補助金の補助率と上限額は以下のとおりです。支援枠や取り組み内容によって金額が分かれているため、自社の計画に応じて確認が必要です。
◼︎ 補助率
補助対象経費の2分の1以内
◼︎ 補助上限額
1,000万円
◼︎ 内訳・支援枠
①建物等の内装等に用いる「福岡の伝統工芸品」の導入:上限1000万円・補助率1/2、②「福岡の伝統工芸品」の購入・設置等:下限50万円・上限100万円・補助率1/2、③「福岡の伝統工芸品」をきっかけとした産地への誘客推進に資する情報発信の体制整備:上限50万円・補助率1/2
対象となる事業者
本補助金の対象となる事業者は以下のとおりです。申請前に自社が要件を満たしているかご確認ください。
- ブランド力又は集客力が高い観光施設、商業施設、公共施設等において、補助事業を自らの費用負担で実施する者
- 観光施設(宿泊施設、博物館、スポーツ施設等)の事業者
- 商業施設(ショッピングモール、レストラン、カフェ等)の事業者
- 公共施設(駅、空港、港等)の事業者
- その他、知事が「福岡の伝統工芸品」の産地への誘客推進に効果があると認める施設等の事業者
対象経費
補助対象となる経費は以下のとおりです。公募要領で定める範囲を超える経費は対象外となるため、申請時には個別に確認してください。
- 導入経費:建物費(「福岡の伝統工芸品」を活用した建物の内外装材の導入に要する経費)
- 導入経費:構築物費(「福岡の伝統工芸品」を活用した、構築物の内外装材の導入に要する経費)
- 導入経費:建物付属設備費(「福岡の伝統工芸品」を活用した、建物付属設備の内外装材の導入に要する経費)
- 導入経費:備品・消耗品費(「福岡の伝統工芸品」の技術・技法を活用した調度品等の購入に要する経費)
- 導入経費:委託料(「福岡の伝統工芸品」の技術・技法を使用した内外装の加工に要する経費)
- 購入・設置経費:備品・消耗品費(「福岡の伝統工芸品」の技術・技法を活用した調度品等の購入に要する経費)
- 購入・設置経費:設置費(「福岡の伝統工芸品」の技術・技法を活用した調度品等を展示する什器の購入に要する経費)
- 情報発信の体制整備経費:委託料(「福岡の伝統工芸品」の産地への誘客推進に繋がるパンフレット等の制作(デザイン等含む)に要する経費)
- 情報発信の体制整備経費:印刷製本費(「福岡の伝統工芸品」の産地への誘客推進に繋がるパンフレット等の印刷製本等に要する経費)
- 情報発信の体制整備経費:需用費(「福岡の伝統工芸品」の産地への誘客推進に繋がるキャプション等の購入や、製作にあたり必要な消耗品の購入に要する経費)
- 情報発信の体制整備経費:設置工事費(「福岡の伝統工芸品」の産地への誘客推進に繋がるキャプション等の設置工事に要する経費)
◼︎ 対象外となる経費・事項
- 補助事業に係る経費のうち、交付決定前の実施にかかった経費
- 設備、機器設置後の維持費、メンテナンスに係る経費
- リース・レンタルによる設置機器に係る経費
- コンサルティングに係る経費
- 間接経費(消費税その他の租税公課、収入印紙代、各種サービスの月額利用料、光熱水費、振込手数料等)
- 従業員等の人件費(交通費、宿泊費等)、飲食費等
- 補助金申請書に記載のものと異なる工芸品等を購入、導入した経費
- 補助金申請書に記載のものと異なる方法で実施した情報発信の体制整備経費
- その他、事業目的に照らして直接関係しない経費など、知事が適切でないと判断する経費
- 維持管理費(ランニングコスト)、月額費用の前払いなど
申請スケジュール
受付期間は2026-04-27から2026-11-30までです。事業実施期間は交付決定の日から、令和9年2月28日までの間の補助事業の完了日まで。事業実施にかかる支払いも含め令和9年2月28日までに完了が必要。となっています。スケジュールがタイトなため、検討中の事業者は早めに準備を始めることをおすすめします。
審査のポイント
審査では、以下の観点から事業計画が評価されます。申請書の記載にあたっては、これらの項目を意識して具体的な内容を盛り込むことが重要です。
- ◼︎ 施設のブランド力・集客力:申請書類の内容を確認し、総合的に判断される。施設等においてブランド力や集客力が高いことが分かる資料の提出が必要。ブランド力又は集客力のいずれかが高いことが判断できれば要件を満たす。
活用にあたっての注意点
本補助金を活用するにあたり、特に留意しておきたいポイントは以下のとおりです。
- ①又は②若しくはその両方の補助事業を実施する場合は、③の補助事業を必ず実施する必要がある
- ①を実施する申請については、県が別途設置する審査会で審査の上、予算の範囲内において補助事業者を決定する
- ②③を実施する申請については、申請期間中であっても、予算が無くなり次第募集を終了する
- 国及び地方公共団体が管理又は運営する施設は対象外(国又は地方公共団体から運営委託又は指定管理を受けている施設も含む)
- 国及び都道府県、市町村等の地方公共団体、宗教法人が管理又は運営するもの、県税に滞納があるもの、暴力団又は暴力団員、暴力団員が事業主又は役員であるもの、暴力団と密接な関係を有するものは補助対象外
- 「福岡の伝統工芸品」については、実績報告時に各産地組合等または福岡県が作成するパンフレットのお問い合わせリストに記載の伝統工芸事業者による証明書の発行が必要
- 情報発信の内容として「福岡の伝統工芸品」の特徴、産地及び製作事業者、産地における観光情報、その他知事が認める情報が含まれる必要がある
- 本補助金を用いて導入や購入する工芸品に関する情報発信は必須
- 補助対象経費のうち、1/2以上は伝統工芸品関係の情報発信に係る内容とする必要がある
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