福岡県では、北九州市の繁華街エリア(京町三丁目~古船場町)で活動する法人・団体が、夜間の誘客や情報発信を目的として実施するイベントや事業に対し補助金を交付。補助率は採択回数により4/5、2/3、1/2と逓減し、上限は100万円。3年間継続可能で4年目以降自走可能な事業計画が必要。本記事では、制度の概要・補助率・対象経費・申請スケジュール・注意点までを公募要領ベースで整理してお届けします。
- 実施機関
- 北九州市 産業経済局 サービス産業政策課
- 対象地域
- 福岡県、北九州市
- 受付期間
- 2026-04-10〜2026-05-01
- 事業実施期間
- 第1期:令和8年6月(交付決定)から11月1日まで、第2期:令和8年11月(交付決定)から令和9年2月14日まで。各期で対象事業実施期間が異なる。
- 補助上限額
- 100万円
- 補助率
- 1回目: 4/5、2回目: 2/3、3回目: 1/2
制度の目的と背景
北九州市では、ナイトタイムエコノミーの促進を図ることを目的として、繁華街エリアへの夜間の誘客が期待できるイベントや繁華街エリア内の情報発信を行おうとする事業者に対し、市が補助金を交付し、繁華街エリアの活性化を促進します。
補助率と上限額
本補助金の補助率と上限額は以下のとおりです。支援枠や取り組み内容によって金額が分かれているため、自社の計画に応じて確認が必要です。
◼︎ 補助率
1回目: 4/5、2回目: 2/3、3回目: 1/2
◼︎ 補助上限額
100万円
◼︎ 内訳・支援枠
採択回数による補助率変動制: 1回目(4/5・上限100万円)、2回目(2/3・上限100万円)、3回目(1/2・上限100万円)。同一事業への補助交付は3回(事業年度)が上限。
対象となる事業者
本補助金の対象となる事業者は以下のとおりです。申請前に自社が要件を満たしているかご確認ください。
- 繁華街エリア内に活動の拠点を有する法人又は団体であること
- 自らが事業主体となり、企画した事業等を完了するまで責任を持って遂行できること
- 特定の政党もしくは宗教又は公選の選挙の候補者の支持に関係ある団体ではないこと
- 市税の滞納その他の市に対する債務不履行がある等補助金の交付が適当でないと認められる者でないこと
- 暴力団又は暴力団員と密接な関係を有する者でないこと
対象経費
補助対象となる経費は以下のとおりです。公募要領で定める範囲を超える経費は対象外となるため、申請時には個別に確認してください。
- 会場関係費: イベント会場の設営、運営に係る経費
- 広告宣伝費: 事業の広告宣伝等にかかる経費(ポスター、チラシ等の作成費)
- 機材等製作・購入費: 備品等の製作や購入に係る経費
- 保険料: 事業実施に必要な行事保険、スタッフ用損害賠償保険等
- 報償費: アルバイト人件費、出演者等の謝金・謝礼等
- 事務費: 文具等事務用品の購入費、写真代等
- その他: その他事業実施に必要な経費で市が特に認めるもの
◼︎ 対象外となる経費・事項
- 消費税及び地方消費税
- 特定の個人や個別団体等に対する給付経費(金券・クーポン券等の発行費、来場者に贈与する景品等に係る経費、補助対象事業の参加者に係る旅費、宿泊費、体験費、交流費、飲食費等)
- 販売を目的とした物品等の購入に係る経費
- 補助を申請する法人・団体の構成員に対する労務費
- 補助を申請する法人・団体の経常的活動に係る経費
- 国、県、本市並びにこれらの関係団体から他の補助金等を受けて実施する事業
- 特定の個人や個別団体等に対する給付を目的とする事業
- 政治、宗教的活動を目的とする事業
- 補助金の交付決定前に契約等を行い実施したとみなされる事業
申請スケジュール
受付期間は2026-04-10から2026-05-01までです。事業実施期間は第1期:令和8年6月(交付決定)から11月1日まで、第2期:令和8年11月(交付決定)から令和9年2月14日まで。各期で対象事業実施期間が異なる。となっています。スケジュールがタイトなため、検討中の事業者は早めに準備を始めることをおすすめします。
審査のポイント
審査では、以下の観点から事業計画が評価されます。申請書の記載にあたっては、これらの項目を意識して具体的な内容を盛り込むことが重要です。
- ◼︎ 企画力:新規性、独創性があるか、魅力的なビジュアル・演出を備えているか、繁華街エリアの魅力や特色が十分に伝えられる企画となっているか、繁華街エリアや今まで入店したことのない店舗を訪れる「きっかけ」となりうる企画内容となっているかを評価する。特に今までにない新しい取り組みや創造性の高い企画、視覚的に魅力的な演出が評価される。
- ◼︎ ナイトタイムエコノミーの促進につながる仕組み:ターゲット設定が適切か、繁華街エリア外からの集客を見込める内容となっているか、繁華街エリア内の消費喚起を促すなど経済効果や回遊性の促進が期待できる内容となっているかを評価する。具体的なターゲット層の明確化と、エリア外からの新規顧客獲得、エリア内での経済活動の活性化が見込める計画が高く評価される。
- ◼︎ プロモーション:ターゲットに訴求する適切なPR手段や頻度となっているかを評価する。想定するターゲット層に効果的にリーチできる宣伝方法や媒体の選択、適切な宣伝頻度とタイミングが計画されているかが重要。SNS、従来メディア、口コミなど複数の手段を組み合わせた効果的な宣伝戦略が評価される。
- ◼︎ 実施体制:現実的で無理のない内容となっているか、運営体制・スケジュール・予算の積算の妥当性、安全・安心対策・地域対策、事業者の類似事業の実績、安全・安心なまちづくりに対する理解があり自らも進んで健全な繁華街となるよう取り組んでいるかを評価する。実行可能な計画と十分な準備体制、リスク管理能力が重要。
- ◼︎ 自走化:参加者等から実施内容の評価(フィードバック)を得る仕組みがあるか、次年度以降の企画について企画内容や展開など具体的な計画がなされているか、現時点でも補助金の他に金融機関からの融資や投資家等からの出資など事業計画や財政状況に適した資金源を確保しているか、今後自走化するための運営費や維持管理費など拠出方法(資金源)の見込みが考えられているかを評価する。4年目以降の自立的継続に向けた具体的で実現可能な計画が必要。
- ◼︎ 提案全体:提案全体の魅力、プレゼンテーションでの対応などを総合的に評価する。企画の魅力度、説得力、実現可能性、地域への貢献度などを含めた総合的な提案力が評価される。プレゼンテーション時の説明の分かりやすさや質疑応答での対応力も重要な評価要素となる。
活用にあたっての注意点
本補助金を活用するにあたり、特に留意しておきたいポイントは以下のとおりです。
- 提出前に本補助金事業担当者と必ず内容等の事前協議を行うことが必須
- 1つの団体が本補助金を初めて申請する事業は1年度につき1件を上限とする
- 採択・不採択に関する異議申し立て等は一切受け付けない。不採択となった場合の理由をお答えすることはできない
- 補助事業の採択にあたっては、事業の一部変更を条件に付す場合がある
- イベントを開催する場合は、初年度以降3年間以上の継続が可能なイベント計画であること。また、4年目以降は、自走することが可能なイベントであること
- 開催時間を設ける場合は、夜間(概ね18:00~22:00)の時間帯の一部または全部を含む時間帯であること
- 見積書の額が1件につき20万円以上の場合は3社以上の見積書を徴収し、その最低金額を予定額として事業予算に計上する必要がある
- 見積業者は、原則として北九州市内の業者とすること
- 補助金交付決定通知前に支払った領収書、宛名や但し書き(内容)の記載が無い領収書は補助対象外となる
- 補助金の請求にあたっては実績報告書の提出が必要で、支出の事実を確認できる書類(領収書、通帳の写しなど)を添付する必要がある
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